代田の町家
2014年3月 継承されました
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所在東京都世田谷区
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竣工1976年
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設計坂本一成
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構造木造2階建
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施工バウ建設
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延床面積129.69㎡(1階 76.81㎡ / 2階 52.88㎡)
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敷地面積130.63㎡
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竣工時の用途住宅
photo: Koji Taki
「代田の町家」について
「代田の町家」は、坂本一成氏によって1976年に発表された小住宅です。
妻側の家型を公道側に見せた開口の少ない銀色の立面、ガレージを兼ねた入り口を入ると中に開ける中庭とその上の空。一階のリビングは二層の高さを持ち、中庭と後ろの緑道の空につながります。トップライトのある階段を上がると、寝室と和室とが水回りを挟んで敷地の東西に振り分けられ、中庭とリビングという吹き抜け空間にそれぞれ接した形になっています。
当時、さまざまに検討され作られた都市住宅の一つの典型がここに姿を現した、記念的な住宅建築です。評論家の多木浩二によって、高く評価され、以後の「生きられた家」の議論につながった点も大変影響が大きいものとして記憶されます。
リニューアル工事について
「都市住宅」という日本の住宅の文化を形象化したこの家を、これからも長く使っていくために、改修の監修を坂本一成氏のアトリエ・アンド・アイにお願いし、耐震改修の検討などをトラストが協力設計者とともにサポートしながら、このリニューアルは進められました。
【リニューアル内容】
・オリジナルに戻すべきところ、たとえば外装色、トップライトの復元、床タイルの復元などを現設計に戻す。
・設備などの寿命交換。空調、キッチン、水回りなど。
・生活空間の家族形態への適応改修。子ども室の新設、階段周りの収納力向上。
・インスペクションに基づき、現在の耐震基準に合わせた、部分補強。