神奈川県葉山町の「加地邸」(遠藤新設計/1928年竣工)を会場として展覧会を開催しました。葉山一色の高台に建つ加地邸は、F.L.ライトの高弟である遠藤新が、設計、照明器具から家具に至るまで総合的に手掛けた極めて重要な住宅作品です。保存状態も良好で、隅々にまで意匠の凝らされたスケールの大きな住宅で、このたび世代交代への準備として、初公開されました。邸内では、建物、家具、暖炉などの実測図に加え、白金三光町にあった加地本邸(1931年竣工/遠藤新設計)の資料も展示しました。
◆ 2014年10月~11月の土曜・日曜・祝日(午前10時~午後4時) ※ 月曜~金曜は閉邸。 |
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◆会場 : | 加地邸(神奈川県三浦郡葉山町):遠藤新設計/1928年(昭和3年)竣工。 延床面積 364.38㎡ (地下1階:50.77㎡ 1階:219.96㎡ 2階:93.65㎡) |
◆ 主催 : | 「加地邸保存の会」 藤森照信(代表)、井上祐一、内田青蔵、木下壽子、津村泰範、新村美沙紀、野沢正光、吉川博行、吉見千晶 |
◆ シンポジウム : | 「加地邸をひらく:継承をめざして」 2014年11月16日13時開演(12時半開場) 於:葉山 森山神社内 一色会館 |
◆ 協力 : | 村山純子、加地郁子、遠藤現、前野まさる、畑中俊彦、畑中由喜子、村上裕康、村上歌子、神奈川県立近代美術館、神奈川大学、東京藝術大学、葉山芸術祭実行委員会、NPO法人葉山環境文化デザイン集団、NPO法人有機的建築アーカイブ |
◆ 後援 : | 葉山町、一般社団法人日本建築学会, 公益社団法人日本建築士会連合会、 JIA公益社団法人日本建築家協会、DOCOMOMO Japan |
◆ 助成 : | ユニオン造形文化財団 |
◆ 特別協力 : | 加地邸保存の会team葉山(朝山正和、大津弘子、片貝文雄、菅原恵利子、高田明子、堀祐一) 一般社団法人住宅遺産トラスト |