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価値ある建物の保存・継承や活用を検討している方へ
価値ある建物の保存・継承や活用のプロになりたい方へ
ヘリテージマネジャー等の資格を実務に活かしたい方へ
建築士の新たな業務領域を拡大したい方へ
☆建物の保全・継承・活用の第一線で活躍する講師陣による実践講座です。「旧足立正別邸」を題材に、短期間で、現場の最新かつ実務に役立つノウハウを身につけ、建物の保全・継承・活用 のプロを目指してみませんか?
こんなお悩みやご不安、あるいは、ご希望をお持ちの方にお勧めです。
- 価値ある住宅を残していきたいが、維持費が賄えなくなってきた
- 相続が起きたら、価値ある建物を残せないのではないか
- 価値ある建物を残していきたいが、どうすればいいのかわからない
- 価値ある建物を残していきたいが、誰に相談すればいいのか分からない
- ヘリテージマネージャー等の技術やノウハウを建物の保存・承継の実務に活かしたい
- 建物の保存技術については分かっているが、どう資金を調達すればいいのか分からない
- 保存や再生の技術的なことはわかるが、実際に既存建物をどう活用すればいいのか分からない
- 再生後の活用に係る事業収支や経営的なことが分からない
- 建物の保存・活用に係る法律や税金、相続などについて、よく分からない
- 建物の保存・活用の現場で所有者などからの相談に、きちんと応えられるプロになりたい
- 価値ある建物を保存活用するための仲間と知り合い、いつでも相談できる専門家のネットワークに入りたい
☆建物の保存・再生に係る建築技術だけでは、価値ある建物を残すことはできません!
価値ある建物を保存・再生・活用し、次の世代に継承していくことは、建築の技術や文化を伝えるだけでなく、私たちの生活文化を伝えるためにも、とても大切なことです。そのため、全国各地で、価値ある住宅や建物を残すために活動している方々や団体が数多くあります。
また、全国各地の建築士会によるヘリテージマネージャー育成事業により、地域に眠る歴史的な文化遺産を発見し、保存し、活用し、地域づくりに活かす能力を持った人材としての数多くのヘリテージマネージャーが育成され、活発な活動を行っています。
しかしながら、価値ある建物を保存・再生・活用し、次の世代に継承していくことは、現実には相当に困難なことであり、重要文化財や登録有形文化財などを除くと、その成功例は少ないようです。とりわけ、個人の住まいである「住宅」については、その成功例は極めて希です。
それは、なぜなのでしょうか?
価値ある建物の保存・再生・活用・継承、とりわけ、かちある「住宅」の保存・再生・活用・継承には、実は、建物の保存・再生に係る建築技術だけでは解決がつかない多くの課題が潜んでいるからです。それらの課題を列挙すると次のようなものがあります。
- 建物を維持するための費用(維持管理費、修繕費、公租公課等)を賄うことが大変である
- 建物を保存・再生・活用・継承するための資金が調達できない
- 建物の再生に必要な資金を回収することができない
- 建物の再生後の活用方法が分からない
- 建物の再生後の活用事業の仕組みや事業収支が不明である
- 建物の保存・再生・活用の事業主体(事業リスクを取って事業を行う主体)が不明である
- 相続が発生したときの、あるいは相続に備えての土地・建物の承継方法が分からない
- 建物を維持できなくなったときに、建物を保存・再生・承継してくれる第三者に売却する方法が分からない
私たち「住宅遺産トラスト」は、価値ある住宅としての「住宅遺産」を後世に承継するための仕組みづくりに取り組み、次のような、「住宅遺産」の承継に成功してきました。
2008年6月 新・前川國男自邸(前川國男1974年)
2013年3月 伊藤邸(旧園田高弘邸:吉村順三1955年)
2014年3月 代田の町家(坂本一成1976年)
2014年6月 富士見の家(アントニン・レイモンド1970年)
2016年1月 加地邸(遠藤新1928年)
2016年7月 喜多源逸邸(藤井厚二1926年)
私たちは、全国区各地の価値ある住宅としての「住宅遺産」の保存・再生・活用・継承の活動を支援し、それらの活動を成功させるために、私たちが培ってきた、「住宅遺産」の保存・再生・活用・継承に係る実務知識やノウハウを、同様の志を持った方々に伝えるとともに、こうした志を有する人々のネットワークを形成し、全国各地で、地域に眠る「住宅遺産」を発見し、保存し、活用し、承継し、地域づくりに役立てることを目的として、このたび、第1回「住宅遺産の承継と活用を考える実践講座」を開催することになりました。
この講座では、実際に現在、保存・継承活動を行っている「旧足立正別邸:佐藤功一1933年」を題材として、住宅遺産トラストの行ってきた保存・承継活動の実務ノウハウのほか、法制度や資金調達、承継後の活用事業、相続等の税務や事業収支等に関する第一線の専門家を講師として、4回にわたる「講座」と「現地見学」や「ワークショップ」を通して、「旧足立正別邸」の活用・承継計画を立案するという、きわめて実践的な内容となっています。
この機会に、ぜひ、この実践講座に参加され、価値ある建物の保存・継承や活用に役立つスキルを身につけ、建物の継承・活用を仕事にし、全国各地で活躍するとともに、同じ志を持った専門家のネットワークに参加してみてはいかがでしょうか?
第2回、3回、4回の講座の後には懇親会も予定しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
第1回 6月2日(土) 13:30-17:30 葉山 (旧足立正別邸・加地邸)
【講座1】「旧足立正別邸 見学」
お話:林陽二郎(旧足立正別邸 所有者)
【講座2】「住宅遺産トラストの活動紹介および実践講座の概要説明」
講師:野沢正光(建築家・一般社団法人住宅遺産トラスト 代表理事)
第2回 6月9日(土) 13:30-17:30 品川 (みんなの会議室 品川)+懇親会
【講座1】「住宅遺産をとりまく法律と制度」
講師:尾谷恒治(弁護士 早稲田リーガルコモンズ法律事務所)
【講座2】「歴史的資源を活用した観光まちづくり」
講師:金野幸雄(一般社団法人ノオト 代表理事)
第3回 6月16日(土) 13:30-17:30 品川 (みんなの会議室 品川)+懇親会
【講座1】「事業性から考える住宅遺産の承継」
講師:田村誠邦(株式会社アークブレイン 代表取締役)
【講座2】「歴史的建造物の活用におけるファンドレイジングの可能性」
講師:鬼頭武嗣(株式会社クラウドリアルティ 代表取締役)
第4回 6月30日(土) 13:30-17:30 代官山 (代官山ヒルサイドテラス)+懇親会
【前半】 受講生による提案発表
【後半】 講師およびゲストによる講評と旧足立邸の継承と活用に向けた提言
【募集要項】
(定員) 20名(最少遂行人数 10名)先着順
(費用) 全4回 一般 98,000円 会員 88,000円 学生 48,000円
5月20日までにメールにてお申込みの方は
一般 78,000円 会員 68,000円 学生 28,000円
※お申し込み時に会員へご入会頂いた場合は、会員料金にてお受付致します。
※第2回、3回、4回の懇親会費用は別途料金となります。
( お申込み方法)
jyutakuisan@gmail.com 宛てにお名前、ご所属、ご住所、ご連絡先をお知らせください。メールでご予約後、5月31日までに弊法人指定口座へのご入金を以って予約完了となります。
お振込み口座 三菱UFJ銀行 自由が丘支店 普通預金 0143389 一般社団法人住宅遺産トラスト
お問い合わせ TEL 03-3721-1044 jyutakuisan@gmail.com
【会場】
旧足立正別邸
所在地:神奈川県三浦郡葉山町堀内2019
交通: JR横須賀線、湘南新宿ライン「逗子」駅・京急逗子線「新逗子」駅下車
→京急バス「向原」バス停下車 徒歩1分 (バス系統:逗1, 2, 4, 5, 6, 7, 8, 15, 16, 71, 72)
みんなの会議室 品川
所在地:東京都港区高輪3-24-18 高輪エンパイヤビルB1F Room B
交通: 東海道新幹線・JR東海道線・JR山手線・JR京浜東北線・JR横須賀線・京浜急 行線「品川」駅より徒歩4分
代官山ヒルサイドテラス
所在地:東京都渋谷区猿楽町29‐18 代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドテラスアネックスB棟2F
交通: 東急東横線「代官山」駅徒歩3分
主催 一般社団法人住宅遺産トラスト