歴史的建造物で音楽と対話を楽しむシリーズ vol.1
カニングハム邸「建築 x ジャズ風デュオの対話の夕べ」おかげさまで、満席となりましたので、締め切らせていただきます。ありがとうございました。
この度、一般社団法人Music Dialogueさんと歴史的建造物で音楽と対話を楽しむシリーズを企画させていただくことになりました。
カニングハム邸は、都心に残るA.レーモンド設計(1954年)による貴重な木造建築です。日本の青少年の音楽教育に一生を捧げたカニングハム女史は、自邸の設計にあたり「音楽が美しく響く空間を」と依頼したそうです。根津美術館の深い緑に寄り添う慎ましく静謐な空間で、ワインを片手に、ヴィオラとギターによるジャズ風デュオの演奏、チェコから米国へ渡り、さらにフランク・ロイド・ライトとともに来日したレーモンドについてのお話、そして芸術ジャンルを超えた対話をゆっくりお楽しみください。
9月15日(祝・月) 17:00開演、16:30開場
出演:Duo 101(大山平一郎・ヴィオラ、平岡雄一郎・ギター) × 野沢正光(建築家)
会場:カニングハム・メモリアルハウス
(港区西麻布2-21-2 、「表参道」駅より徒歩10分、根津美術館近く)
入場料:5000円(ワイン、おつまみ付き)当日精算 ※HHT会員は、4000円
定員:35名
お申込み方法:https://pro.form-mailer.jp/fms/d8dcf3da45981
共催:一般社団法人Music Dialogue 一般社団法人住宅遺産トラスト
【出演者】
平岡 雄一郎 (ギター)静岡県富士市出身。アコースティックギターを中心にジャズ、ブラジル音楽、R&B、ポップス、ロック、カントリーなど幅広いジャンルを演奏できるギタリストとして、様々なコンサート、レコーディングに活躍中。現在までに、Walter Bishop Jr.、Harb Ota、亀渕由香、伊藤君子、小野リサ、ピンクレディ、辛島美登里、荻野目洋子、チャリート、スティーブ サックス、ジョナサン カッツ、トム ピアソン、井上信平、SOM BRASIL、原田芳弘、村上ゆき 、CAYO 、大城蘭、他多数のコンサート、ライブ、レコーディングに参加。
大山平一郎(ヴィオラ)京都生まれ。英国のギルドホール音楽学校を卒業。米国インディアナ大学でも研修。1979年にロサンゼルス交響楽団の首席ヴィオラ奏者に任命された後、同楽団の副指揮者に任命される。カリフォルニア大学教授、ラホイヤ・サマーフェスト、サンタフェ室内楽音楽祭、ながさき音楽祭の芸術監督、九州交響楽団の常任指揮者、大阪交響楽団の音楽顧問・首席指揮者等を歴任。福岡市文化賞、文部科学大臣賞(芸術祭優秀賞)を受賞。の‘芸術祭優秀賞’を受賞。現在、サンタ・バーバラ室内管弦楽団・音楽監督兼常任指揮者。CHANEL Pygmalion 室内楽シリーズ・アーティスティック・ディレクタ、一般社団法人Music Dialogue代表。
野沢正光(建築家)。東京都生まれ。東京藝術大学美術学部建築科卒業。大高建築設計事務所入所の後、1974年に野沢正光建築工房を設立。これまで、武蔵野美術大学客員教授、東京藝術大学美術学科建築科、横浜国立大学工学部非常勤講師ほか。2001年「いわむらかずお絵本の丘美術館」で日本建築家協会第3回環境建築賞最優秀賞、2007年「木造ドミノ住宅」でグッドデザイン賞、第6回エコビルド賞、「市川市庁舎」で2012年日本建築各界作品選奨など。著書に、『地球と生きる家』(インデックス・コミュニケーションズ)、『住まいは、骨と皮とマシンからできている』(OM出版)、『パッシブハウスはゼロエネルギー』(農文協)など。
Music Dialogueのご紹介
日本においてはまだ限られた人しか室内楽との接点を持っていません。「室内楽」はそれぞれの役柄を担う楽器同士の「対話Dialogue」であり、そこには音楽の宇宙観が凝縮されています。演奏家が成長する上で、音楽の創り方を学び、極めるためには「室内楽」は最も価値ある大切なジャンルといえるでしょう。
私たちは、室内楽を通して、若手演奏家が経験豊富な演奏家と一緒に真の音楽創りを学ぶことで、アンサンブルの本質を理解できる優れた演奏家になるためのお手伝いをしていきたいと考えています。室内楽が楽器同士の「対話Dialogue」であるように、様々な国の演奏家や他分野の芸術家と「対話Dialogue」し、幅広い年代の聴き手と「対話Dialogue」する機会を通じて、若手演奏家は多くの学びを得ることができると考えています。そうした幅広い「対話Dialogue」を通じて、世界を舞台に活躍する音楽家やアート・マネジャーが育っていくことを期待しています。彼らは日本の文化的な大使として、大きな役割を果たすことができるようになるでしょう。
同時に、そうした室内楽の素晴らしい世界をより多くの方々に知っていただくために、私たちも様々な「対話Dialogue」を通じて、これまでにない新たな機会を創造し、より多くの人々に豊かな感性を育んでいただきたいと願っています。