Villa Le Mais(平田重雄自邸)
※ 2014年11月 やむをえぬ事情により解体されました
所在: 東京都目黒区
竣工: 1967年
構造: RC造 地上4階建
設計: 平田重雄
延床面積: 213.69㎡(約64.64)坪 
敷地面積: 157.12㎡(約47.52)坪

◆ ‘VILLA LE MAIS’(平田重雄自邸)について

‘VILLA LE MAIS’(トウモロコシ荘)と名付けられた住宅は、目黒の高台に建つ平田重雄が晩年を過ごした自邸です。松田平田設計でスケールのある建築を多く手がけた平田ですが、この住宅では、建築家の内なるアメリカとモダニズムが表現され、その外観からは、昭和 11 年に設計された「旧石橋正二郎邸(現アメリカ公使邸)」の姿が偲ばれます。1990 年、平田徹雄氏により、部分的にメンテナンスが施され、快適な空間として維持されてきた住宅です。


平田重雄 略歴 (資料提供:平田徹雄)
1931年5月 北米合衆国コーネル大学建築学科卒業
1931年7月 帰朝後同年9月松田軍平と松田建築事務所を開設
1942年9月 所名を松田平田設計事務所と改称
1941年4月-43年3月  日本建築士会理事
1942年9月 日本大学建築科講師
1946年5月-47年8月 戦災復興院復興特別建設局嘱託
1950年2月 株式会社 松田平田設計事務所代表取締役に就任
1950年3月-50年5月 戦後の建築視察のため北米合衆国に出張
1966年8月 株式会社 平田坂本設計事務所と改称
1987年  逝去